2015/11/12 11:28:45

長老の主任は痩せっぽちで、毛も薄くて、見るからに貧相な三毛猫です。
しかし最近気が付いた。そんな主任の毛並みが良くなってきている。
艶のあるはっきりした三毛色。
すっかり薄くなっていたお腹の辺りの毛もこんもりと生え揃って暖かそう。
極めつけはシッポの付け根。シッポの付け根だけが毛が少なく細くなっ
て何とも貧相だったのに、他の猫同様シッポの付け根にきちんと毛が生えている。
どこから見てももう恥ずかしく無い立派な尻尾に見える。
体重も少しずつ増えている。
実は主任は6年間悩みに悩んでいたのです。
8歳で里子に出されたビーがその原因だったとは。
今までどんな猫が来ても上手くやってきた我が家。
そこで気楽にビーを受け入れてしまった飼い主。
しかし考えてみると、
ビーは今までトップの座にいた主任より年上と言う事で、主任を悩ませていたらしい。
その上ビーは我侭で私の傍で寝たがった。
それまで思い通りに暮らしていた主任にはさぞ鬱陶しい存在だったのでしょう。
昨年ビーが天国に召された事で主任の悩みが消えたらしい。
そこから徐々に
主任の心の病が回復して来たのだろう。
と言うのが家族一致の見解。
シュシュ、ご免なさいね~。
あなた程の繊細な心と、明晰な頭脳の持ち主に、
かなりな心の負担を与えていた事、本当に申し訳ない。
「人間は全く鈍感で敵わない」と辛い生活に耐えていたのでしょう。
余生はトップの座で、思い切り悪戯をして様々な悪さを後進に伝授する事を許します。
さて、今後どんな悪戯をしてくれるのか。楽しみだな~。
と言う訳で猫の世界には歴然と『年功序列』が有るのです。
それを見くびった人間は様々なしっぺ返しを受けます。(受けました)
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