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2020 / 08
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何回目かのフランクフルト見本市での事です。

ピアノ展示場の一角がちょっと高くなって、そこにピエロがいました。
どう見ても人形ではない。
本当の人間がピエロに扮しているのです。
しかしピクリともしない。
全く動かない。瞬き一つしない様です。

多分その場にいた人たち皆が、ピエロが動くのを
今か今かと待っていたと思います。
ピエロはそれを知っていて見ている我々を
面白がっていたかも知れません。
私はといえば、
「しかし凄いものだ。これだって並大抵の修行ではないだろう」
等と感心して見ていました。

そこへ見たところ80歳位の、穏やかそうで
大柄な、見るからに紳士という風貌の、
杖をついたお年寄りがやってきました。
暫くそのピエロを見ていたかと思ったら
おもむろにピエロの傍へ(壇上へ)上がって行きました。

何をするのかな?と思う間もなく
ピエロの鼻をチョン!とつついたのです
それを受けて微動だにしなかったピエロが
動いたのです。

その老紳士の嬉しそうな顔

その時、その場の空気がどんなに暖かく
穏やかに流れたか、想像してみてください。

ピアノを売りに来ている人たち、
そのピアノを選びに来ている人たち、
ほとんどの人がビジネスで、かなり疲れていたと思います。

それでもその老紳士の、まるで5歳児のような
可愛らしい、微笑ましい
姿に
居合わせた皆が思わず暖かい笑いを交し合ったのです。
その笑顔はまるで幼い子供の可愛い仕草を見つめるように
暖かいものでした。

人間何歳になってもこんな
ちゃめっ気を持ち続けたいものだと思いました。

杖をついていても、見かけは老人でも
私にはどうしてもその老紳士が
目をきらきらさせた5歳児に見えたし
本当に可愛いと思いました。


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hantanyannyan

Author:hantanyannyan
楽譜検索人。猫飼育人。映画鑑賞人。
なのでこのブログは、音楽、特に楽譜と猫と映画の事を記して行きます。これぞ!と思う楽譜はどうしても大声で叫んでお知らせしたくなります。音楽が映像と一体化した時の素晴らしさも是非聞いて欲しいのでこれも書かせていただきます。要するに私の好きなことだけ、書かせていただきます。陽気に明るく楽しく過すのが幸せになるコツです。これは猫に学びました。