2012/07/28 10:00:40


ラヴェルは1908年、ルイ・ベルトランの詩集から
・オンディーヌ
・絞首台
・スカルボ
の3曲からなる組曲を作曲。
1909年1月9日リカルド・ピニェスによってパリで初演された。
オンディーヌは人間に失恋する水の精で、絞首台は葬送の鐘の響きで、
スカルボは不気味な小悪魔を描いているそうな。
この題名とベルトランの生涯とが何となく結びついて
ベルトランという人がかわいそうになって来た。
詩作のルイ・ベルトラン(雅号アロイジウス1807~1841)の生涯は病と貧困の生涯だったそうだ。
子供の頃から作文に才能を発揮し、大人になってからも作品をあちこちに売り込んだが
全く成功しなかった。「夜のガスパール」は20代前半にはいくつかの詩が出来上がり、
そこに書き足し改訂を重ね、ある程度まとめて出版をしようと考えていたが、
その前に34歳という若さで死んでしまう。
彼の死後刊行された「夜のガスパール」の初版は21冊しか売れなかった。
これが初版の詩集「夜のガスパール」(Wikipediaより)

19世紀半ばになりボードレールがこの詩集を発見し、賞賛した事で
ベルトランはやっと人々に知られる様になった。
再販を重ね、そこにこのラヴェルの音楽で、世界的に有名になった。
良かったですね~。
しかし生きている間に成功させてあげたかったですね~。
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